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Paul Barbot
(1828年 - 1913年9月)

ポール・バルボ(François Cécile Paul Barbot, 1828-1913)は、フランスのピアニスト・作曲家。トゥールーズ出身。レ(Rey)夫人からピアノを教わり、その後、トゥールーズ音楽院に入学。1842年に一等賞を取って卒業した。同年末には、パリ音楽院のジメルマンのクラスへの入学が認められたが、テノール歌手になることを目指した彼は、1844年にはナポリへ行き、サン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽学校でクレシェンティーニ(Crescentini)に師事した。その半年後には、興行主のフラウト(Flauto)と契約し、歌手として舞台に立っている。

1846年にはフランスに戻るが、旅中の事故で声を失い、歌手の道を断念せざるを得なくなる。そこで、ピアノや作曲の勉強を再開したところ、トゥールーズにてたちまち演奏家及び教育者として高い評判を得ることができた。1853年には、モリエールの喜劇によるオペラ=ブッフ《女房学校 L'école des Femmes》を同地で初演し、大きな成功を収めた。それ以降、バルボは、100曲以上に及ぶピアノ小品を発表している。

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