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Ferdinand Beyer
(1806年7月25日 - 1863年5月14日)

フェルディナント・バイエル(Ferdinand Beyer, 1806-1863)は、ドイツのピアニスト・作曲家。クヴェアフルト(Querfurt)出身。ヴァインリッヒ(Christian Theodor Weinlig, 1780-1842)に作曲を師事。1837年にマインツへ行き、ピアノ教師および通俗的・実用的なピアノ小品の作曲家として成功を収めた。

主な作品に、歌劇の旋律に基づいた幻想曲集である《若いピアニストのレパートリー Op.36》や《旋律の花束 Op.42》、世界各地の愛唱歌を編曲した《祖国の歌(愛国歌)》などがあるが、今日では、《ピアノ奏法入門 Op.101》(いわゆる「バイエル教則本」)が日本の多くのピアノ初学者に親しまれている。


  1. 従来バイエルの生年は1803年とされてきたが、奈良教育大学の安田寛教授の調査により戸籍や洗礼記録が発見され、正しい生年が1806年であることが判明した(安田寛『バイエルの謎』を参照)
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