Alexandre Croisez
(1814年5月9日 - 1886年7月26日)

アレクサンドル・クロワゼ(Pierre-Alexandre Croisez, 1814-1886)は、フランスのピアニスト・ハープ奏者・作曲家。パリ出身。1825年にパリ音楽院へ入学し、ナデルマンにハープを師事。同楽器の選抜試験で1829年に二等賞、1831年に一等賞を獲得している。また、アレヴィの作曲の授業も数年間受講し、1832年に音楽院を卒業した。

しかし、当時、流行遅れの楽器となっていたハープはもはや生計を立てるための確実な手段ではないと認識したクロワゼは、ピアノの練習に身を捧げ、その楽器のための中級者向け小品を多数出版した。特に《燕と囚人, 風俗的奇想曲 Op.58》は人気作となった。

作品番号	タイトル
Op.58	燕と囚人, 風俗的奇想曲 L'Hirondelle et le Prisonnier, Caprice de genre