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Theodor Oesten
(1813年12月31日 - 1870年3月16日)

テオドール・エステン(Theodor Oesten, 1813-1870)は、ドイツのピアニスト・作曲家。ベルリン出身。フュルステンヴァルト(Fürstenwald)という小さな町のポリツキ(Politzki)という名の音楽家の下で、弦楽器から管楽器に亘る様々な楽器を習得。19歳になるとベルリンに戻り、作曲をベーマー、ピアノと声楽をドレシュケ、クラリネットをタンネに学んだ。また、王立芸術院に入学し、ルンゲンハーゲン、G.A.シュナイダー、A.W.バッハにも師事している。

エステンは、ピアノ教師として成功を収める傍ら、1843年に出版された《最初のスミレ, 華麗なるロンド Les premières violettes, Rondeau brillant Op.5》を皮切りに、演奏が容易で感傷的なサロン風のピアノ小品を多数発表し高い人気を獲得した。中でも、《アルプスの鐘 Op.175》、《アルプスの夕映え Op.193》、《人形の夢と目覚め Op.202-4》は、今日でも発表会等で取り上げられ、ピアノ学習者に親しまれている。

息子のマックス(Max Oesten, 1843-1917)も作曲家で、父親同様、サロン小品を多数残している。

作曲家名の別表記:Théodore Oesten、Théodore Œsten
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