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Henri Ravina
(1818年5月20日 - 1906年9月30日)

アンリ・ラヴィーナ(Jean Henri Ravina, 1818-1906)は、フランスのピアニスト・作曲家。ボルドー出身。母親から音楽の手ほどきを受け、1826年、僅か8歳にして最初の公開演奏会を行った。1831年にパリ音楽院へ入学した彼は、ジメルマンやローラン(Adolphe-François Laurent, 1796-1867)の指導を受け、選抜試験では、1832年にピアノで二等賞、1834年に一等賞を獲得し、さらに、1835年には和声法・伴奏法においても一等賞を手にしている。1835年には音楽院の助教諭に任命されたが、2年後にはコンサート・ピアニストとしてのキャリアを追い求めてその職を辞した。

ラヴィーナは、生涯の大部分をパリで過ごしたが、1858年にはロシア、1871年にはスペインへの演奏旅行も行い成功を収めている。1861年にはレジオンドヌール勲章を受章している。

作品は、ほとんどがピアノ曲で、《12の演奏会用練習曲 Op.1》、《25の性格的練習曲 Op.3》、《12の様式と完成の練習曲 Op.14》等の練習曲集や《夜想曲 Op.13》、《小ボレロ Op.62》等のサロン小品がある。また、ピアノ協奏曲も1曲(Op.63)残している。

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