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Henri Rosellen
(1811年10月13日 - 1876年3月18日)

アンリ・ローズラン(Louis Henri Rosellen, 1811-1876)は、フランスのピアニスト・作曲家。ピアノ製造家の息子としてパリに生まれた彼は、1823年にパリ音楽院へ入学し、ソルフェージュをゴブラン、ピアノをプラデールとジメルマン、和声法をドゥルラン、対位法をフェティスとアレヴィ、作曲をベルトンに学んだ。選抜試験では、1827年にピアノで二等賞、その翌年に和声法・伴奏法で二等賞を獲得している。音楽院を卒業してからも、H.エルツの下で数年間研鑽を積み、その後、パリでピアノ教師として評判を得る傍ら、流行のサロン小品の作曲家としても高い人気を享受している。フェティスによれば、パリの出版業者たちは、ドル箱作曲家だった彼を「救いの神(providence)」と呼んだそうである

ローズランは、作品番号にして200近くに上る作品を残したが、そのほとんどがピアノ曲で、歌劇などの流行の旋律に基づくものが多い。中でも《3つの夢想曲 Op.31》の第1番はかつて非常に人気があった作品である。他には、ピアノ三重奏曲(Op.82)等も残している。

  1. F.J. Fétis 『Biographie universelle des musiciens』 第7巻 p.311
作品番号タイトル
Op.313つの夢想曲 第2巻
3 Rêveries 2e Livre
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