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Jacob Rosenhain
(1813年12月2日 - 1894年3月21日)

ヤーコプ・ローゼンハイン(Jacob Rosenhain, 1813-1894)は、ドイツのピアニスト・作曲家。マンハイム出身。ヤーコプ・シュミットの下で学び、僅か10歳でピアニストとしてデビューを果たす。この少年の才能に感銘を受けたフュルステンベルク公は、彼をドナウエッシンゲンに連れて行き、カリヴォダの指導を受ける機会を与えた。その後、ローゼンハインは、フランクフルトに居を構え、シュニーダー・フォン・ヴァルテンゼーに師事している。

1837年、ローゼンハインは、ロンドンを訪れ、数々の演奏会を行った。同地のフィルハーモニック協会との共演もしている。その後、パリに定住し、アラールやエルンスト、ヨアヒムといった弦楽器の名手たちと室内楽の演奏を行ったり、1843年にJ.B.クラーマーと共にピアノ学校を開いたりし、楽壇の第一人者として名声を獲得した。しかし、1870年には、普仏戦争のため、パリを離れ、バーデン・バーデンへ移ることとなった。1894年、同地で没している。

ローゼンハインは、歌劇、交響曲、ピアノ協奏曲、室内楽曲、歌曲、ピアノ曲など、多岐のジャンルに亘って作品を残した。彼の友人であったメンデルスゾーンは、1846年に《交響曲第1番 Op.42》をゲヴァント・ハウスで指揮している。

弟のエドゥアルト(Eduard Rosenhain, 1818-1861)もピアニスト・作曲家として活躍した。

作曲家名の別表記: Jacques Rosenhain
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