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Julius Schulhoff
(1825年8月22日 - 1898年3月15日)

ユリウス・シュールホフ(Julius Schulhoff, 1825-1898)は、ボヘミア出身のピアニスト・作曲家。プラハ生まれ。キッシュ(Kisch)とテデスコにピアノ、トマーシェクに作曲を師事。1842年にドレスデンでデビューを果たし、続いてライプツィヒのゲヴァントハウスでも演奏を行った。その後、パリを訪れ、そこでショパンに出会い、1845年には彼の勧めで演奏会を開き大成功を収めた。また、同じ頃、最初の2作品が出版されたが、そのうちのひとつ《ソナタ形式による華麗なるアレグロ Op.1》は、ショパンに献呈されている。

その後、シュールホフは、1849年から1853年にかけて、フランス各地、オーストリア、イギリス、スペイン、ロシア等を演奏旅行し、パリに引き続いての成功を収めている。しかし、旅行を終えてパリへ帰ると、演奏活動からは身を引き、作曲やピアノ教師としての活動に専念するようになった。1870年には、ドレスデンに移住し、そこで1878年に結婚をしている。1897年にはベルリンへ行くが、その翌年、同地にて没している。

作品には、ソナタ、練習曲、マズルカ、ワルツ、即興曲などといったピアノ曲があり、そのいくつかは当時大変高い人気を獲得していた。

作曲家エルヴィン・シュールホフ(Erwin Schulhoff, 1894-1942)の大叔父にあたる。

作曲家名の別表記: Jules Schulhoff、Julius Šulhov
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