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Ignaz Tedesco
(1817年 - 1882年11月13日)

イグナツ・テデスコ(Ignaz Amadeus Tedesco, 1817-1882)は、ボヘミア出身のピアニスト・作曲家。プラハ生まれ。父から音楽の手ほどきを受け、たちまち才能を現した彼は、トリーベンゼー(Triebensee)の指導を受け、12歳の頃には公の場で演奏をするようになった。13歳の頃にはウィーンで演奏し成功を収めたが、その後、プラハに戻ってトマーシェクの下でピアノを作曲の研鑽を積んだ。

1833年には再びウィーンを訪れ、その翌年にはドイツへの演奏旅行を実施。1840年にはロシア南部(現在のウクライナ、ルーマニアを含む)へ演奏旅行し、レンベルクやチェルノヴィッツ、ヤシで大きな成功を収めた後、オデッサに定住しピアノ教師として数多くの生徒を指導した。その後は、ハンブルク(1848)やロンドン(1856)等も訪れている。

テデスコは、大変華麗な技巧を持っていたといわれ、「オクターブのハンニバル」と渾名されるほどであった。作品の多くはサロン向けのピアノ曲であるが、ピアノ協奏曲も残している。門下には、ユリウス・シュールホフがいる。

作曲家名の別表記Ignace Tedesco、Ignaz Amadé Tedesco
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